Case studies

事例紹介


Case studies 事例紹介

酒井伸線株式会社は、
ステンレス鋼線を中心とする細線・極細線の精密伸線メーカーです。

本ページでは、標準品では合わない線径、機械的性質、表面品質、巻荷姿、条長管理、滑り性、潤滑剤(油)などの個別仕様に、
試作・小ロットから対応した事例を紹介しています。

製品カテゴリ

■ 事例一覧

仕様・対応内容・結果が一覧で分かるように、実例ごとに要点をまとめています。

材料問屋さんの在庫製品では揃わない特殊サイズの線材を、社内ダイス加工で小ロット製作
線径指定社内ダイス加工小ロット試作

材料問屋さんの在庫製品では揃わない特殊サイズの線材を、社内ダイス加工で小ロット製作

φ0.346mm ±0.002mm 精密ばね用

社内ダイス加工により、0.001mm単位の線径指定に対応。

課題
材料問屋さんの在庫製品を選別してもらっても調達困難。
対応
ご指定線径に合わせて近似サイズのダイスを加工しご用意。
結果
必要なサイズの線材をジャストサイズで調達可能に。

お客様の声市中在庫にないサイズの線材を小ロットで特注できて助かりました。

線径・公差について相談する
JIS規格にない引張強さの線材を、伸線と熱処理の条件設定を設計して製作
機械的性質条件設計規格外仕様

JIS規格にない引張強さの線材を、伸線と熱処理の条件設定を設計して製作

φ0.325mm 1,400 N/mm² 規格外製品

伸線加工の減面率と熱処理条件を設計しなおし、狙った引張強さに調整。

課題
用途上、希望する引張強さがどの規格値にも該当しない。
対応
伸線加工時の減面率・熱処理条件の設計を新作し、試作で調整。
結果
希望する引張強さの中心値にしあがった。

お客様の声規格にない引張強さの線材を小ロットで特注できて助かりました。

機械的性質について相談する
線材表面のスリップ疵を抑えたばね用ステンレス鋼細線を製作
表面品質ノンスリップ式伸線機精密ばね用途

線材表面のスリップ疵を抑えたばね用ステンレス鋼細線を製作

φ0.155mm ±0.002mm 精密ばね用途

ダイスの吟味とノンスリップ式伸線機で、線材表面のキズ発生を低減。

課題
用途上、線材表面にキズのすくない線材が必要であった。
対応
ダイスを吟味し、ノンスリップ式伸線機で慎重に加工。
結果
納得の線材ができて、他サイズへ展開され需要が拡大した。

お客様の声表面品質を重視する用途に使用、求める品質に近い製品にしあがった。

表面品質について相談する
ばね用ステンレス鋼細線を大型ボビン巻でご提供
巻姿変更大型ボビン巻ばね用途

ばね用ステンレス鋼細線を大型ボビン巻でご提供

φ0.13mm 約7kg DP-15ボビン

胴径の大きい形状のボビンを選定し、ばね用に必要な良質な線グセを持つばね用ステンレス鋼線(裸)を大容量で実現。

課題
従来の輪取りコイル巻(束)製品では製品単重が小さかった。
対応
胴径の大きい形状のボビンを選定、線グセにも配慮した。
結果
供給できる線材の重量が大きくなり、設備の長時間稼働化が実現された。

お客様の声従来から設備にも使えるし、使ってみると扱いやすく、途中で使用をやめた場合の材料の着脱が容易であった。

ボビン巻ばね用ステンレス鋼線について相談する
軟質細線を揃った製品単重(条長)で必要な個数(リール数)にてご提供
条長管理巻替え対応小量巻

軟質細線を揃った製品単重(条長)で必要な個数(リール数)にてご提供

SUS316 軟質線 φ0.090mm 約447g × 246リール

自動小割り巻替え装置で、1巻毎の製品単重(条長)を均一化。

課題
金網のタテ線用に小量巻で多くの個数のボビンがほしかった。
対応
焼鈍で大きく巻き取った線材を自動小割り巻替え装置で、指定した条長カウンター通りに必要個数分、小割りして製品化。
結果
全数揃った単重の製品を、必要個数分お届けした。

お客様の声全数揃った単重(条長)だったので、使用後ボビンに残った残線量少なく、ロスがほとんど出なかった。

条長・巻量について相談する
線材表面に凹凹をつけることで線材表面の滑り性が向上
軟質線表面改質滑り性

線材表面に凹凹をつけることで線材表面の滑り性が向上

SUS304 軟質線 φ0.55mm 12.5KPボビン巻

線材表面にMPSR(Micro Peen Surface Reforming)処理。

課題
線材表面の密着性を軽減し、(相手方があり)滑りやすくしたい。
対応
線材表面に凹凹(くぼみ)をつけることで、線材表面の摩擦抵抗を小さくした。
結果
線材表面につける凹凹の数を強・中・弱の3パターンにて対応、それぞれに呼応した結果が得られた。

お客様の声結果は良好であったが、コストが掛かるので、強・中・弱のどれにするかを含め、本格的な採用の判断はこれからです。

MPSRについて相談する
潤滑剤(油)の種類と塗布量を変えることで、製網中に発生する断線を大幅に軽減
潤滑性断線対策個別対応

潤滑剤(油)の種類と塗布量を変えることで、製網中に発生する断線を大幅に軽減

Alloy600 φ0.25mm メリヤス編み加工

線材に塗布する潤滑剤(油)の種類と塗布量を変えて対応。

課題
線材の鋼種によって加工しやすい・加工しにくいものがあり、メリヤス編み加工の場合、編む時に穴が開いていく。
対応
線材表面に塗布する潤滑剤(油)を変えて塗布。油の種類によって、一般仕様のABS樹脂製ボビンでは耐性がないので、耐溶性ボビンに変更。
結果
結果良好であったが、その後ハロゲンフリーの油塗布を求められ、追加対応中。

お客様の声加工時に穴が開かなくなったし、加工針の寿命も延びて結果良好でした。

潤滑剤(油)について相談する
フォーミング加工上、滑り性がないと成形困難な製品を、潤滑剤(油)を調合し塗布することで解決
潤滑性難加工形状個別対応

フォーミング加工上、滑り性がないと成形困難な製品を、潤滑剤(油)を調合し塗布することで解決

φ0.45mm WPB 裸 精密ばね用

ニッケル被膜のない「裸」の滑り性を潤滑剤(油)塗布で代替。

課題
形状の厳しいフォーミング加工製品を、表面にニッケル被膜のない線材で作りたい。
対応
ニッケル被膜のもつ優れた滑り性に負けない潤滑剤(油)を社内調合し、塗布量を管理してお届け。
結果
じゅうぶんな成果は得られたが、フォーミング加工後の脱脂は必要。

お客様の声医療向け用途でニッケル被膜を嫌う製品には、こういった対応をしてもらえると助かります。

潤滑剤(油)について相談する

事例から見る酒井伸線の強み

一本の線に、最善を尽くす。
試作・小ロットから、線径・強度・表面品質・巻姿・条長・潤滑性まできめ細かく対応することが、酒井伸線の強みです。

  • 0.001mm単位の線径対応
  • 規格外仕様の条件設計・試作
  • 供給条件まで含めた提案

よくある質問

Q1. 事例とまったく同じ条件でなくても相談できますか?

A. 可能です。線径、鋼種、用途、数量、後工程の内容など、近い条件から確認します。

Q2. 他社で断られた線材仕様でも相談できますか?

A. 可能です。標準品では合わない線径、規格外の引張強さ、特殊な巻姿や条長なども、条件を確認したうえで対応可否を検討します。

Q3. 0.001mm単位の線径指定や小ロット試作は可能ですか?

A. 内容により可能です。社内ダイス加工により、用途や公差、数量に合わせて線径を調整した事例があります。

Q4. 後工程での断線や、条長・巻姿などの相談もできますか?

A. 可能です。潤滑剤や塗布量の調整、リールごとの条長管理、大型ボビン巻など、使用条件に合わせた対応事例があります。

ご相談・お問い合わせ

ご希望が固まる前のご相談も歓迎です。
他社で断られた仕様や、後工程で困っている線材についてもご相談ください。

Company info 基本情報

会社名
酒井伸線株式会社
代表者
代表取締役 酒井 久明
住所
〒639-1031
奈良県大和郡山市今国府町97-3
TEL
0743-56-8888
FAX
0743-56-6077
事業内容
  • 熱処理を含む金属線の伸線加工
  • 細線~極細線の製造・販売

企業情報詳細

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